シェアサイクルサービスは、自転車を必要な時にレンタルできるサービスです。
東京都や神奈川県では、都市部を中心に急速にシェアサイクルサービスが普及していますね。
自転車を所有せずに自由に乗れるのがシェアサイクルサービスのメリットと言えるでしょう。
一方で、シェアサイクルサービスにはいくつかのデメリットも存在します。
以下では、シェアサイクルサービスのデメリットについて、詳しく説明していきます。
シェアサイクルサービスのデメリットその1 違法駐輪の問題
シェアサイクルサービスの利用者は、自由に自転車を借りて乗り捨てすることができます。
しかし、乗り捨てされた自転車が適切な場所に駐輪されないことが問題となっています。
ダイチャリやドコモシェアサイクルなどは、専用駐輪スポットが街に設置してあり、返却時はそのスポットに返却することになっています。
が、なかには駐輪スポットに駐輪しない人もいるとか。
街中に放置された自転車は景観を損ねるだけでなく、歩行者の通行を妨げたり、駐車場や交通ルートを塞いだりすることがあり、思わぬ事故を招く場合があります。
シェアサイクルサービスのデメリットその2 車両メンテナンスの問題
シェアサイクルサービスの車両は、多くの人によって使用されるため、車両のメンテナンスが不十分であることがあります。
最近のシェアサイクルサービスでは、ほとんどの車両が電動自転車。
電動自転車はバッテリーが充電されているのが前提ですが、中には十分に充電されていない車両も。
また、使用者によって無理な使い方がされた場合、自転車が故障したり、ブレーキやタイヤが磨耗したりすることがあります。
そのため、車両の安全性が保証されない可能性があるので注意が必要です。
シェアサイクルサービスのデメリットその3 盗難の問題
シェアサイクルサービスの自転車は、誰でも借りることができるため、盗難のリスクがあります。
自転車を借りた利用者が駐輪する場所を間違えたり、自転車を盗まれた場合、サービス提供会社や利用者が責任を持つことが問題となることがあります。
シェアサイクルサービスのデメリットその4 利用料金の高さ
シェアサイクルサービスの利用料金は、時間や距離に応じて決定されるため、長時間や長距離の利用には高額な料金がかかることがあります。
また、サービス提供会社によっては、会員登録料や利用料金以外に追加料金が発生する場合があるため、予想外の支払いを余儀なくされることがあります。
特に、ウーバーイーツなどの配達業務をする場合、長距離運転・長時間稼働は大事なポイント。
時間によって料金が加算されるシェアサイクルサービスは、月額で乗り放題などのプラン以外では出費がかさんでしまう場合もあります。
シェアサイクルサービスのデメリットその5 利用可能エリアの限定
シェアサイクルサービスは、都市部を中心に展開されています。
一方で、それ以外の地域では利用が制限されていることがあります。
特に、地方都市や農村地域では、サービス提供会社が存在しないため、自転車のレンタルができない場合があります。
シェアサイクルサービスのデメリットその6 利用者のマナー問題
シェアサイクルサービスを利用する際には、利用者がマナーを守ることが重要です。
しかし、ごく少数ではあるものの、マナーの悪い利用者がいるため、駐輪場所の乱用や車両の故障などが発生することがあります。
これらの問題は、利用者の常識やマナー向上が必要であると言えます。
シェアサイクルサービスのデメリットその7 混雑時の利用困難
シェアサイクルサービスは、需要が高まる時間帯やエリアによっては、利用できないことがあります。
いつでも好きなタイミングで自転車に乗れるのがシェアサイクルサービスのメリット。
ですが、そうした考えの人が多ければ多いほど、実際に自分の好きなタイミングで自転車をレンタルできる確率は下がってしまうのも事実。
特に、イベント会場や駅周辺など、人が集中する場所では、自転車の在庫が枯渇してしまうことがあります。
シェアサイクルサービスによっては、事前に車両を予約できるサービスもあるので、そうしたサービスをじょうずに使いこなしたほうがいいかもしれません。
シェアサイクルサービスは便利である一方でデメリットもある
以上のように、シェアサイクルサービスには利用者にとってはメリットもある一方でデメリットが存在することもあります。
モノを所有しないのが令和の新たなライフスタイルではありますが、シェアする人数が多いほど自分が自由に使える機会は減ってしまいますよね。
特に、ウーバーイーツなどの配達業務をする場合は、上記デメリットによりシェアサイクルサービスでは期待通りの収入が得られない場合も。
ちょい乗り程度や健康志向での利用であれば、シェアサイクルサービスはうってつけかもしれません。
ですが、それ以上のメリットを期待する場合は、シェアサイクルサービスだけを利用するのはよく考えたほうがいいかもしれませんね。
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